FVNOとは?

2014年6月8日おしえて!業界用語

FVNO(Fixed Virtual Network Operator)とは、光ファイバなど固定通信を持っている会社の回線を間借りしてサービスを行う、回線を持たない事業会社を指して言う。

FVNOは自宅のインターネット契約

2014年の5月、NTT東西が「光回線貸しますよ~」と公表したことで話題になった。現在、光フレッツサービスを使用する場合はフレッツ回線使用料とプロバイダ使用料を加算して3,500~5,000円程度かかる計算。今後、FVNO会社がいったいいくらでサービス提供をするかが楽しみ。

FVNOからのサービス開始は?

今後のスケジュールとしては、2014年の10月頃にNTTからFVNOへ提供開始を行い、FVNOから消費者へのサービス開始は早くても年末頃だろう。

(2015年2月追記)
ドコモから「ドコモ光」のサービスを2015年3月1日から開始。

FVNOで何が変わる?

楽しみのひとつは、ドコモがFVNOになることでフレッツ光と携帯の抱き合わせプランが可能になるということ。私もそうだが、現在の契約状況として自宅では光フレッツプレミアム、携帯はドコモで契約していて、合計すると毎月1万円強の通信費が発生している。ドコモからフレッツセット(勝手に考えた)とか出てきて毎月8,000円くらいに抑えることができると、とてもうれしい限りだ。 auはスマートバリューというプランで自宅のインターネットとセットで割引している。今までドコモは指をくわえて見てるだけで歯がゆかっただろう。

しかし、これにはやはり対立するauやソフトバンクが猛反対している。通信サービスの独占になるのでは?と言われていて、業界のバランスを考えるとなんだか理解できる。しかし、消費者の立場としては実現してほしいところだ。

FVNOの格安光サービスはどんな人向け?

FVNOの格安光サービスがはたしてどんな人向けになるのかを考えると、MVNOでもそうだがデータ通信量をそんなに使わない人向けということになるだろう。FVNOがどこまで通信制限を付けるかで使うかどうかの判断が分かれる。 私自身、自宅ではヘヴィユーザーなのでFVNOでは使わない可能性がある。ビデオ見放題や音楽聞き放題といったメディアオンラインサービスを使っている人も向かないだろう。